運動習慣をつくりたいという目的で、Kyoumo Pilatesへ来られた30代のお客様。幼少期から側弯症と診断されており、日常生活では腰まわりに負担を感じることがあると話してくださいました。そこでセッションでは、背骨を無理にまっすぐにしようとするのではなく、現在の身体の状態や左右の違いを確認しながら、動きやすい方法を一緒に探していきました。身体の左右差を観察する側弯症とは、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴うこともある状態です。湾曲の程度や現れ方には個人差があります。こちらのお客様の場合は、立った姿勢で肩や骨盤の高さ、頭の位置などに左右差が見られました。ただし、左右差があること自体を良い・悪いで評価するのではありません。どちら側へ体重をかけやすいのか。呼吸をしたときに、肋骨の左右でどのような違いを感じるのか。身体を動かしたときに、どこが動きやすく、どこに力が入りやすいのか。セッションでは、こうした感覚を一つずつ確認しました。無理に形を整えるのではなく、動き方を探す身体の状態は一人ひとり異なるため、同じエクササイズでも適した姿勢や動かす範囲は変わります。こちらのお客様には、呼吸に伴う肋骨の動きや、背骨を動かすときの感覚を確認しながら、無理のない範囲でエクササイズを行っていただきました。ご自宅でも、セッション中に分かりやすかった動きを続けてくださいました。回数を重ねるなかで、「身体の中心を感じやすくなった」「左右が別々ではなく、一緒に働いているように感じる」といった言葉が聞かれるようになりました。見た目だけでは分からない変化継続後(10回目)の写真では、初回と比べて立ち姿や肩、頭の位置に違いが見られました。ただし、姿勢の写真だけで背骨の状態や側弯症の変化を判断することはできません。また、写真に見られる違いがピラティスだけによって生じたものとも断定できません。お客様が特に喜んでいたのは、見た目の変化よりも、日常生活の中で自分の身体を調整する方法が分かってきたことでした。デスクワークなどで腰まわりに負担を感じたときには、セッションで確認した姿勢やエクササイズを思い出すそうです。その結果、「自分で身体の状態を確認できることがうれしい」「生活の中でできることが増えた」と話してくださいました。自分の身体を理解するための時間Kyoumo Pilatesが大切にしているのは、身体を理想的な形へ当てはめることではありません。現在の身体がどのように動いているのかを知り、その日の状態に応じて、無理のない選択肢を増やしていくことです。身体感覚を言葉にするのが得意なこのお客様からは、セッションのたびに新しい発見を教えていただいています。ご本人の感覚を伺いながら進めることで、私自身も多くのことを学ばせていただいています。側弯症のある方へ側弯症の状態や運動時の注意点は、一人ひとり異なります。Kyoumo Pilatesでは、側弯症の診断や治療は行っていません。通院中の方や痛み・しびれなどの症状がある方は、事前に医師へ運動の可否をご確認ください。診断を受けている方には、安全にセッションを検討するため、身体の状態や医師から伝えられている注意点について事前に伺っています。ご不安な点がある方は、初回体験を予約する前にお問い合わせください。スタジオで行う初回体験の内容と当日の流れもご案内しています。